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ノンフィクション体験記


3.出雲大社の怪


今回も宿での出来事です。
出雲空港から宍道湖までバスが出ていて、宍道湖から夕日をバックにあてがい撮影するととても良い景色になります。思わず宍道湖に対する信頼の念と安らぎを抱かずにはいられません。

現地の人に言わせると、毎年10月25日頃の景色が素晴らしい見頃だと言われているのです。
過去に出雲方面へは3回程訪れたが、いくらメモリー回路を開いてみても出てくるのは宍道湖の夕日のみです。ある時、出雲から一畑電鉄で出雲大社まで向かって、大社前で降りた記憶があります。

今回の霊体験は出雲大社を訪れた時、大社前の旅館内での事、ここでは旅館の名前はあえて伏せておく事にします。旅館はすでに前もって予約していてスムーズに入館する事ができたのです。

真夜中、寝ていると何処からともなくお経が聞こえてくるのです。どんなお経だか分からないけど「ナンダラカンダラ、ナンダラカンダラ」・・・
般若心経ではない事は確かです。
「ナンダラカンダラ、ナンダラカンダラ」・・・すると、泊っている旅館の部屋の壁に、白装束で沢山の人達が見えるのです。それも映画の画面を見ているかの様に、向こうからこちらへ向かって、その人達が急ぎ足で歩いて来るのです。

「ナンダラカンダラ、ナンダラカンダラ」・・・ちょうど巡礼の人達の様に頭には蓑をかぶり、手には杖を持ち、足袋を履いて急ぎ足でやって来るのです
まるで壁がスクリーンになり真夜中に私に特別な映画を見せているかの様でした。もちろん映写機などが部屋にある訳でもありません。

夜中に勝手口に行っても誰もいない。玄関に行っても誰もいない。私は今回は出雲大社へ来たわけで、霊体験をしに来たわけではないのです。
目をつむるとお経の様なものが聞こえて来て、目を開けると白装束の映画が見えてくるのです。

一体これはどうなっているのでしょう。その後、少し寝る事はできたのですが、仕方なくこの日は夜明け前に起きてしまい、薄暗い参道を歩いて行き、
出雲大社をお参りして来たのです。





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