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ノンフィクション体験記


23.墓建立時の異変


私の親父は易とか方位方角、迷信などを気にするタイプでとても信心深い人でした。

ある年、墓を建てようと家族で相談をする事になったのです。墓石の注文などで近所の石屋さんにお願いしていたところ、たまたま近所のもうひと家族もわが家と同じ様に墓の建立計画をしているという事がわかり、その石屋さんはわが家と2件を同時に墓石の加工に入ったのです。

墓の建立計画しているもうひと家族の家では、わが家の親父と同級生で名前すら違うものの生年月日も一緒だと言うのです。

親父は信心深いので、墓を作るにあたり、建てて良い時期なのか、良い方角なのかという事を気にして自分なりに本を読んで色々研究していました。

ある時に親父が本当に今の時期に立てて良いものか心配をし始めたのです。どうやら時期的に良い時期とは言えず2年後位でないと魔が差してしまうと言うのです。

とはいえ石屋さんにはすでに注文をしていて、建立計画が刻一刻と進んでいました。

時期の良くない時に墓などを立てると魔が差して大変な事になってしまい、ひどい時には命すら取られてしまうと言うのです。

それから数日の間親父は色々と立てるべきかどうか悩んでいたらしいのです。もちろん私にも相談をしてきたのです。早くに手を下さないと石屋さんの方もどんどんと進んで行きこのまま建立という事になりそうなのです。

そこで私は、それなら私の守護神に聞いてみるからと言い聞いてみたのです。
目を瞑り静かにしているとやがてお寺の住職の姿が見えてきたのです。そこで守護神は
「お寺の住職の指示に従い建立するかどうか決めなさい」と言うのです。

数日後お寺に出向き、この事を本物の住職に話してみたところ
「心配なら建立は延ばして後にしてみてもいいんじゃないか」と言うのです。

我が家ではこれをきっかけに墓の建立は一時預けて2年後にすると言う計画に変更したのです。すると石屋さんが刻んだ墓石を2年もの間持っているのは…と不服な感じで話されたのですが、少々費用が加算でもよいから後にして欲しいとお願いをして、2年延ばして頂く事にしたのです。

同時期に建立計画していた親父の同級生の家では墓が完成し、新しく建立されたのですが、墓が完成したらその家の家族が急に病気になり寝たきりとなってしまったのです。
我が家はその2年後に建立したのですが、親父の同級生の家では家族がいまだに意識不明になったままなのです。

その後9年ほど意識不明になっていた親父の同級生の人は亡くなり、我が家とは明暗を分けてしまったのです。あの時親父の信心深い性格で変更したもののこれで良かったのかと後日思い出したものでした。






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