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ノンフィクション体験記


22.名古屋のアパートで


会社へ勤務していた時に金沢への出張先で、名古屋の会社の副社長とお会いしました。

私が長期に滞在していた金沢の旅館に、たった一晩泊まった名古屋の副社長と、ほんの
10分程度しか話をしていないのに、意気投合して後日名古屋のアパートへ招待してくれ
た時の話しです。

副社長が話すのには副社長の親が社長で名古屋で電機の会社を経営し当時電気炊飯器のスイッチの部分の特許を取得していて自信のある電気製品を作っているとの事でした。

数日後から夏休みに入るので、私は群馬に帰らず直接副社長のいる名古屋へと夏休みに向かって行ったのです。副社長は今回名古屋へ招待するので、今度は副社長が群馬の方面へ行った時に、日光でも案内して欲しいと言う約束事を交わしました。

名古屋駅で待ち合わせしてようやく副社長のアパートへと案内されました。
アパートには髪の毛の長い面長の綺麗な奥さんと、生まれて数ヶ月の子供が一緒に住んでいました。

名古屋の街を案内して頂き、名古屋城も見学させて頂き、帰りには、きし麺まで持たせて頂き、至れり尽くせりの2日間でした。

何処にでもある家族なのですが、宿泊させて頂いた時に後になって、一つだけ気にかか
っていた事がありました。

泊めて頂いた晩の事ですが、寝る前にトイレに行ってきて欲しいと言うのです。気にも
せずにトイレを済ませ、部屋に戻って来るとなにやら副社長夫婦して神棚に手を合わせ
何かを拝んでいるのです。何かの宗教的な信者なのかなと思いましたが、これも気にし
ない様に寝る事にしたのです。

その晩は暑くて私は一睡も眠る事ができず、次の朝目が充血していた記憶があります。
食事を済ませトイレに行くと、トイレには沢山の塩が撒いてありました。一体何なのだ
ろうと思い帰ってきました。

後日私は自分の守護神にこの事を聞いたのです。するとそこのアパートでは副社長夫婦が住む前に、郡馬から行った女性がそこのアパートのトイレで自殺をしていたと言うのです。その女性は副社長の奥さんの様な髪の毛の長い綺麗な面長の人だと言うのです。
確かに奥さんは髪が長く面長で綺麗な人でした。でも私は奥さんとは殆ど会話はしなかったのです。

この様な所では、外部から沢山の人々を招待する事により、その家で亡くなった霊の成仏が早まると言うのです。金沢の旅館で副社長と10分程度しか話をしていないのに、なぜか引かれて行こうとして、多分私が群馬から行くと言うので呼ばれていたという事もあったのだと思います。

どおりで夫婦して神棚に手を合わせていたり、トイレに塩が撒かれていたり、沢山のおもてなしをして頂き目に見えない力になったのかと思うと何とも言えない思いです。





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