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ノンフィクション体験記


13.人間が浮いている


人間が浮いていると言うのは水の上ではなく空中での出来事です。

学生時代に私自身が霊的な特殊体質であったため、その道の師匠に指導をして頂いていた頃の話です。私の師匠には霊能力があり、私の能力を同じ様に引き伸ばしてあげようと、色々な経験をさせようとしていたらしいのです。

もともと私は宗教が好きではないのですが、その師匠が勉強のためにと、とある宗教団体の所へ私を連れて行ったのです。その師匠の実の兄が設立しているとの事で、私は会員でもないのに簡単に観覧する事を許されたのです。

沢山の人達が畳の部屋に座っていて、中央の演台では師匠のお兄さんが立って信者さんへの説法みたいなものを解いていたかの様な場面であり、私も師匠と隣り合わせて後ろの方の席で座布団に座り、その師匠のお兄さんの話を聞いていた記憶があります。この時、私は宗教というものはこういうものだったのかと初めて知ったのです。

私の横に座っている師匠が、何となく落ち着きがなく、何回も何回も座布団を掴んでいて、踏ん張って、何かを我慢していて、様子がおかしいのです。

すると師匠は私に向かって 「体が浮くー体が浮くー」と小声で言っているのです。
私がその掴んでいる座布団の所を見たら、何と師匠がフワフワと浮いているのです。
ちょうど下からエアーでも出ているかの様な状態でした。

私は人間が浮いているのは初めて見ました。おそらく私の人生上ではあの様な事は二度と見る事ができないと思いました。後になって師匠が言うのには、あの時60キロを超える体重が5グラムくらいになってしまったと言っていました。

私が見た瞬間時は15センチ位本当に浮いていたのです。その後師匠は宗教にはまり自身で新たな宗教を立ち上げたのです。宗教の嫌いな私はその後、師匠とも疎遠となり今に至っています。

その後何度も入会を勧められたが、どうも私の肌には合わないので断り続けてきました。最初連れて行かれたその宗教も現在では沢山の信者がいて活発に活動しているという事です。





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