
ある霊能者9(寿司屋から霊能者へトラバーユ)
群馬県の桐生市で寿司屋を営んでいたSさんはある時から霊能に目覚めてしまったというのです。
すると当人は結局寿司屋をやめてしまい千葉県へ出てゆき修行に励んだそうです。
私が始めてあった時はすでに群馬県の新里に赤城寺というお寺を建てて住職として仕事をしていました。
訪れる方々は芸能関係の方が多いらしくテレビなどで見かける方々の名前であちこちに奉納物があるのです。
最近ではお寺に四季折々の花が咲き人々の目を和ませています。シャクナゲやツツジが咲いたりと言う
記事も時々新聞で見かけるようになりました。
住職は会うと布袋様のように大きなお腹をしており、手からは金の粉を出し、まるで日本版のサイババのようです。
瞳の奥底にきらりと光るものがあり身心ともに安定感のある人だという印象がありました。
しかし体が大きくしっかりとしたパワフルな住職でも修業をしていた頃は非常に怖がりだったと言います。
赤城山中で丑三つ時に洞窟の中で座禅を組み瞑想をしていたところ得体の知れない霊体がやって来たそうです。
住職は怖くなり山の中を走り続けとうとう下山してしまったのです。
後になって住職が言うのには丑三つ時の修行は二度としたくないと笑いながら話していました。
ある霊能者へ
